作品紹介vol.48

本日ご紹介する掛軸は、中国の思想家・慈善家である楊草仙(1838-1944)という方の素晴らしい作品です。楊草仙は親日家としても知られており、1923年の関東大震災の時には、復興援助にも尽力をされたという記録が残っています。署名は「米叟 楊草仙」、落款は上から「楊夢臺印」「草仙」です。この書は1926年(大正15年)3月13日、楊草仙88歳の時に太宰府天満宮を訪れた際書かれたものと思われます。106歳で天寿を全うした楊草仙にしてみれば、この時期はまだまだ晩年というには早かったと思います。追加画像をヤフーボックスに投稿しておりますので下段【詳細画像】をクリックしてご確認下さい。

掛軸 中国 中国書家 楊草仙 古美術筑前 野田和孝 
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■楊草仙

草仙は号であり、名は夢台、字は永光。
四川簡陽縣の人。
詩書や中国医学に通じ、
思想家・慈善家としても知られ、
関東大震災の援助にも尽力。
晩年は各地を遊歴し、
朝鮮や日本に及んだ。
狂草に長じた。

【作品詳細】

■筆者:楊草仙

■真作保障

■印刷ではありません。紙本に書かれています。

■軸先材質:樹脂系

■紙箱

■作品サイズ(mm)

本紙:555×1410

総丈:725×2080

軸長:785