作品紹介vol.41

今日ご紹介する掛軸は滋賀県生まれの日本画家、渡辺公観(わたなべ こうかん)筆「狗児戯毬」です。可愛い仔犬が描かれています。署名は「公観」、落款も「公観」です。また、箱の署名は「公観 画」、落款は公観の字(あざな)「子能」が押印されています。共箱で軸先も象牙が使われていますが、真贋はわかりません。ヤフーボックスに追加画像を投稿していますので下段【詳細画像】をクリックしてご確認下さい。

掛軸 渡辺公観 古美術筑前 野田和孝
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■渡辺公観(1877-1938)

日本自由画壇同人渡辺公観は明治13年7月20日逝去した。享年61歳。
 名耕平、明治11年1月20日滋賀県大津に生る。同27年京都美術工芸学校に入り、翌年退学、森川曽文に師事す。同35年曽文長逝後他門に入らず独自研究を続けた。文展には第1回及び第8回より12回迄出品、大正8年井口華秋、広田百豊と共に日本自由画壇を創立し、爾後毎年同展に出品した。同展第13回出品の「放牧」二曲一双は代表作に推される。

 

【作品詳細】

■渡辺公観筆「狗児戯毬」 *シミ多し

■模写

■印刷ではありません。絹本に画かれています。

■軸先材質:象牙

■共箱

■作品サイズ(mm)

本紙:410×350(横物)

総丈:550×1300

軸長:605