本日ご紹介する掛軸は、大徳寺派吉祥寺住職、辻常閑(つじ じょうかん)和尚の書かれた一行書です。書は「薫風自南来」と書かれています。読みは「くんぷうじなんらい くんぷうみなみよりきたる」です。執着やわだかまりのない心爽やかな悟りの心境にたとえられる禅語です。画は、岐阜県出身の奥田廣尚(おくだ こうしょう)が描いた「鯉のぼり之図」です。季節はずれですが、初夏の爽やかな風を思い出させるような作品ですね。追加画像をヤフーボックスに投稿していますので下段【詳細画像】をクリックしてご確認下さい。
■辻 常閑
大徳寺派吉祥寺 住職
昭和23年 愛知県生まれ
方広寺派管長大井際断管長などについて修業
平成元年 吉祥寺に入寺
現在に至る
■奥田廣尚
1952年岐阜県生まれ。
幼い頃から書画に親しんだ環境にあり、
茶道をたしなむことにより、禅と俳句に興味を示し
若くからその才能を現し、独自の画境を開き現在に至る。
俳画、人物画、仏画などを得意とする。別号に流水。
【作品詳細】
■辻常閑書付、画賛 奥田廣尚 【薫風自南来 鯉のぼり】
■真作保障
■印刷ではありません。紙本に書かれています。
■軸先材質:木(漆塗)
■共箱
■作品サイズ(mm)
本紙:510×300(横物)
総丈:545×1220
軸長:600
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