作品紹介vol.34

「いざ西に 向かいて お先に出かけます そろそろござれ あとの連中」・・・先にご紹介しました浄土真宗の画僧、平野五岳の時世の句ですね。vol.21は「菊之図」、今回は「牡丹之図」です。署名は「岳」、落款は上から「岳 字 五岳」「古竹園主」とあります。五岳の画、筆跡ともに独特のものを感じます。和尚さんのユニークな性格が滲み出ているようです。ヤフーボックスに追加画像を投稿していますので下段【詳細画像】をクリックしてご確認下さい。

掛軸 平野五岳 古美術筑前 野田和孝 
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平野五岳(ひらのごがく、1811~1893)
幕末・明治の真宗の僧・画家。豊後生。名は岳・聞慧、別号に古竹園・方外仙史等。広瀬淡窓に経学・詩書を学ぶ。前田暢堂・日根野対山と交わり、詩書画三絶として松方正義・木戸孝允の推賞を受けた。明治26年(1893)寂、85才。
【作品詳細】
■平野五岳筆「牡丹之図」 紙本淡彩
■真作保障
■印刷ではありません。
■軸先材質:木
■合せ箱
■概略サイズ(mm)
本紙:540×1230
総丈:700×1950
軸長:760