作品紹介vol.30

今回は、掛軸の工芸品をご紹介します。工芸品といっても印刷物ではありません。昭和52年に講談社から発売された「西陣倭錦織(にしじん やまと にしきおり)百寿」です。「寿」という字が「百の書体」で織り込まれています。筆で書かれた「百寿」「百福」は時々見かけますが、今回のような作品はほとんど見かけないですね。ヤフオクの過去10年間の落札相場でも1件の実績もありません。付属のしおり「百寿無限」には・・・百寿の齢を重ねて心身共に健やかに生きることは万人の悲願であり、これは容易に到達し得ることの出来ぬ至上の境涯であります。この心を一糸一糸に託し、織る手が心の手、祈りの手として生命の美を表現、西陣倭錦織「百寿」として完成したものであります・・・とあります(抜粋)。ヤフーボックスに追加画像を投稿していますので、下段【詳細画像】をクリックしてご確認下さい。

【作品詳細】

■西陣倭錦織「百寿」 工芸品

■発売:講談社出版販売株式会社

■発行日:昭和52年8月1日

■販売価格(昭和52年):138,000円

■軸先材質:木(漆塗)

■共箱(二重箱)

■しおり「百寿無限」1枚

■概略寸法(mm)

本紙:275×980

総丈:395×1800

軸長:445

掛軸 百寿 筑前 野田ブロック工業
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