作品紹介vol.27

狩野派の作品が続きます。今回は、狩野時信筆「弁財天」をご紹介します。七福神の中で紅一点、満月の下で琵琶を弾く妖艷な姿を現しているようです。いい顔してますよね。署名は「時信」、落款は壷印「狩野」です。今から300年以上前に画かれたものということになりますが真贋はわかりません。時信は、37才という若さで他界していますので、そんなにたくさんの作品は残していないようです。追加画像をヤフーボックスに投稿していますので下段【詳細画像】をクリックしてご確認下さい。

掛軸 狩野時信 筑前 野田和孝
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狩野時信(かのう ときのぶ)

江戸前期の画家。中橋狩野家二世。安信の長男。通称は四郎次郎、のち左京と改める。画を父に学び、のち父安信と共に上京を命じられ、禁裡御造営の御用を務める。延宝6年(1681)歿、37才。

 

【作品詳細】

■狩野時信筆「弁財天」 水墨着色

■模写

■印刷ではありません。絹本に画かれています。

■軸先材質:骨

■箱なし

■概略寸法(mm)

本紙:340×580

総丈:460×1520

軸長:520