作品紹介vol.18

今回も大分県出身の画家の作品をご紹介します。高橋草坪(たかはし そうへい)筆「秋聲梧桐」です。草坪は32歳という若さで他界しています。この絵は、画賛に戊子とありますから1828年(文政11年)草坪24歳のときに画いた作品になります。草坪の弟弟子に田能村直入や前回ご紹介しました帆足杏雨がいます。杏雨の「雨」は高橋の名「雨」をもらったのかもしれませんね。画賛の「梧桐(ごとう)」は落葉高木アカギリのことで、絵の手前に画かれている樹木です。まだ葉が生い茂っていますから初秋・・・ちょうど今頃の季節だと思います。署名は「草坪雨」、落款は「草坪之印」「高橋雨印」です。大幅で見応えのある作品です。ヤフーボックスに追加画像を投稿しています。下段【詳細画像】をクリックしてご確認下さい。

掛軸 山水 高橋草坪
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高橋 草坪(たかはし そうへい、文化元年4月5日(1804年5月14日) - 天保2年2月3日(1835年3月1日))は、幕末の文人画家である。豊後(大分県)杵築の商家に生まれる。田能村竹田の高弟。天賦の才に恵まれたがわずか32歳で早世する。名は雨、字を草坪・元吉、号は沢民・六田と称したが後に草坪と改めた。他に錦江外史・片心人・小桜坊など。

 

【作品詳細】

 

■高橋草坪筆「秋聲梧桐」紙本水墨淡彩

■真作保障

■印刷ではありません。紙本に画かれています。

■軸先材質:木

■合せ箱

■概略寸法(mm)

本紙:660×1330

総丈:825×1920

軸長:900