前回に続き和尚さんの掛軸を紹介します。高野山真言宿老大僧正「建部快運」筆の二行書です。本紙には「鶴舞千年樹 亀遊萬莱池」という漢詩が書かれています。解説として「鶴も亀も慶賀の象徴として人の心をなごませてくれる、同時に美しく生きる事がどんなに難しく、そして尊いものであるかが、墨蹟の一点一画に深くにじんでいる」と書かれています(解説文より抜粋)。この書は、筆者が晩年82歳の時(昭和54年9月15日)に書かれたものです。ヤフーボックスに追加画像を投稿しています。下段【詳細画像】をクリックしてご確認下さい。
高野山宿老・建部快運大増正 略歴
- 明治30年 愛知県に生まれる
- 大正13年 高野山大学卒業
- 大正14年 浜松鴨江寺住職
- 昭和8年 高野山南院住職
- 昭和11年 再鴨江寺住職
- 昭和27年 浜松市仏教会会長
- 昭和43年 高野山大僧正
- 昭和53年 高野山宿老
- 昭和57年 曼荼羅集発刊
- 昭和63年 3月23日遷化(90歳)
【作品詳細】
■真作保障
■印刷ではありません
■共箱
■軸先材質:木(漆塗)
■概略寸法(mm)
本紙:370×990(紙本)
総丈:480×1800
軸長:545
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