作品紹介vol.14

前回に続き和尚さんの掛軸を紹介します。高野山真言宿老大僧正「建部快運」筆の二行書です。本紙には「鶴舞千年樹 亀遊萬莱池」という漢詩が書かれています。解説として「鶴も亀も慶賀の象徴として人の心をなごませてくれる、同時に美しく生きる事がどんなに難しく、そして尊いものであるかが、墨蹟の一点一画に深くにじんでいる」と書かれています(解説文より抜粋)。この書は、筆者が晩年82歳の時(昭和54年9月15日)に書かれたものです。ヤフーボックスに追加画像を投稿しています。下段【詳細画像】をクリックしてご確認下さい。

掛軸 書画 
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高野山宿老・建部快運大増正 略歴

  • 明治30年 愛知県に生まれる
  • 大正13年 高野山大学卒業
  • 大正14年 浜松鴨江寺住職
  • 昭和8年 高野山南院住職
  • 昭和11年 再鴨江寺住職
  • 昭和27年 浜松市仏教会会長
  • 昭和43年 高野山大僧正
  • 昭和53年 高野山宿老
  • 昭和57年 曼荼羅集発刊
  • 昭和63年 3月23日遷化(90歳)

【作品詳細】

 

■真作保障

■印刷ではありません

■共箱

■軸先材質:木(漆塗)

■概略寸法(mm)

本紙:370×990(紙本)

総丈:480×1800

軸長:545