作品紹介vol.12

掛軸を整理していると時々、今回ご紹介するような作品が出てきます。本紙に署名も落款もない無銘の作品です。過去に2度ほど無銘の掛軸をヤフオクに安値で出品したことがありましたが、2度とも想定外の価格で落札されました。それからは、この手の掛軸のネット出品は慎重にしています。今回ご紹介している掛軸は当家保管品ですが、軸箱(合せ箱)のラベルに「伝円山応挙」と誇大に書かれています(汗)。もちろん真贋は不明です。絵柄は中国の「長者之図」のようです。細かな箇所まで丁寧に描かれていますので見応えはあると思います。開運!なんでも鑑定団の鑑定士「安河内眞美」さんは円山応挙について次のように書かれています。「応挙が目指した絵は“そっくりに描くこと”、つまり写実でした・・・応挙は与謝蕪村と仲良しで、京都で500メートルしか離れていないところに住んでいました。そこで同じ中国の絵を模写したり、まるで作風が違うにもかかわらず、共作までしています」(日本絵画入門より抜粋)。追加画像をヤフーボックスに投稿しています。下記の【詳細画像】をクリックしてご確認下さい。

【作品詳細】

 

*印刷ではありません。絹本に画かれています。

*作者:不明

*合せ箱

*軸先材質:木

*作品サイズ(mm)

●本紙:約550×1100(絹本)

●総丈:約690×2090

●軸長:約790

掛軸 円山応挙
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