作品紹介vol.6で「中村天風 色紙画」を紹介しましたが、今回はその天風翁の師匠、玄洋社総帥頭山満先生の一行書を紹介します。本紙には「無一物無處盡藏(無一物無処尽蔵)」と書かれています。普通の禅語は「無一物中無尽蔵」と書かれますが、筆者が少し変えて書かれたものと思われます。何かある、一物があるというところには入れようにも入らないが、何物も入っていない広い心ならば、その中に入るものは無尽蔵であるという意味です。ヤフーボックスに追加画像を投稿しています。下段の【詳細画像】をクリックしてご確認下さい。
■頭山満(とおやま みつる)
(1855~1944) 国家主義者。福岡生まれ。萩の乱に参加して入獄後、自由民権運動に参加。のち玄洋社を結成、国家主義に転じた。大アジア主義を唱えて大陸進出に暗躍し、黒竜会・大陸浪人などを支配する右翼の巨頭的存在となった。ちなみに、玄洋社最後の代表に元福岡市長の進藤一馬氏がいる。
【商品詳細】
●【真作保障】
●印刷ではありません。
●本紙:365mm×1380mm(紙本)
●総丈:505mm×2050mm
●軸長:570mm
●軸先材質:木
●二重箱(合せ箱)
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