今日は、九谷焼とは思えないモダンな花瓶を紹介します。作者は、名門松屋窯(現・松屋松本工房)五代目「松本佐一」です。二代目に名工松本佐平がいました。初代徳田八十吉も佐平のところで学んでいたとされています。佐一は「私の考える伝統とは先達の遺志を継承しながら革新を続けること」といつも語っているそうです。この作品は今から40年ほど前、佐一が40代から50才前後のときに作られたものと思われます。作品に銘はなく共箱に記されています。布か革をミシンで縫い合わせたような意匠に見えます。追加画像をヤフーボックスに投稿していますので、下段【詳細画像】をクリックしてご確認下さい。
松本佐一(まつもと さいち)1930年生
県の文化功労賞を受賞。また九谷焼作家として石川県九谷無形文化財資格保持者の証明を受け、九谷焼の開発進展に尽くす。’89年の日展では、2回目の特選を受賞し、九谷焼作家の代表格として評価されている。
【作品詳細】
■松本佐一作「花生」
■真作保障
■共箱
■概略寸法
高さ:385mm
一辺:125mm
重量:約1.4kg
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