作品紹介vol.6

「中村天風」の色紙画「竹林」の紹介です。天風翁は、松下幸之助さんを始め政界・財界の大物たち、また皇族へも自身の「心身統一法」を講義してきた偉大な人物です。福岡にも縁が深く、当時の修猷館中学を退学になった後、政治結社玄洋社の初代代表「頭山満」先生に預けられています。花押の下に1960年とありますので、天風翁晩年84歳の時に画かれた大変貴重な作品です。

●額サイズ:450mm×425mm×40mm

●【真作保障】

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骨董 絵画 日本画
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■略歴

明治9(1876)年生まれ。
日露戦争の軍事探偵として満蒙で活躍。帰国後、当時不治の病であった肺結核を発病し、心身ともに弱くなったことから人生を深く考え、人生の真理を求めて欧米を遍歴する。
一流の哲学者、宗教家を訪ねるが望む答えを得られず、失意のなか帰国を決意。その帰路、奇遇にもヨガの聖者と出会いヒマラヤの麓で指導を受け、「自分は大宇宙の力と結びついている強い存在だ」という真理を悟ることで、病を克服し運命を切り拓く。帰国後は実業界で活躍するが、大正8年、病や煩悶や貧乏などに悩まされている人々を救おうと、自らの体験から“人間の命”の本来の在り方を研究、「心身統一法」を創見し講演活動を始める。
この教えに感銘を受けた政財界など各界の有力者の支持を受け「天風会」を設立。その後50年にわたり教えを説く。
東郷平八郎、原敬、北村西望、松下幸之助、宇野千代、双葉山、稲盛和夫、広岡達朗など、その影響を受けた人々は多様で、自らの人生、事業経営に天風哲学を活かしている。
昭和43(1968)年、92歳で生涯を閉じる。